あえての選択！ マンションの1階住戸に住むメリットとは？
2015/06/25
マンション購入の大きなメリットの一つに眺望があります。高層階バルコニーからの景色は開放感を与えてくれ、戸建てや低層階では得ることが難しいものといえます。高いところが苦手な方ならともかく、マンション購入を検討される方であれば、一度は高層階からの眺望に憧れを抱くのではないでしょうか？
では、せっかくのマンション購入で1階住戸を選ぶメリットは何でしょうか？デメリットと併せて、ご紹介します。
価格が安い
1階住戸は一般的には上階に比べて安い傾向にあります。価格以外のメリットも多いのですが、上階と比べると安いという事は人気がないことが伺えます。
専用庭
高層階の住戸にはルーフバルコニーがあるように1階住戸には専用庭がある場合があります。（ルーフバルコニーの記事はこちら。）専用庭の使い道としては、ガーデニングやビニールプールで遊ぶなど、いろいろです。またバルコニーにあるような手すりがなく自由に外に出られるので、高層階からの眺望とはまた違った開放感があります。
ただし専用庭付きプランは2階住戸などと比較すると価格が高く、また共用部分になるため月額の専用使用料を支払わなければならないので、費用的には負担が大きくなります。
転落の危険がない
年に何回かは幼児の転落事故をニュースで見かけます。実際にはそれよりも多くの事故があり、事故にならなかったにしても危険を感じた時があるはずです。特に小さいお子様がいる家庭では、転落の危険がないことが大きなメリットにもなります。
階下への配慮がいらない
子供がいると特にですが、足音が階下に響いていないか心配になります。マンションのように世帯が密集した中で暮らす場合、近隣トラブルは避けたいところ。足音以外にも掃除機や洗濯機なども響きますから、その点では1階住戸の方が気楽と言えるでしょう。ただし上階やお隣には聞こえるかもしれないので、ご注意ください。
外からのアクセス
外出時や帰宅時の便利さも1階住戸のメリットです。
まずエレベーターに乗る必要がありません。朝通勤時には混み合うこともありますので、快適に外出できます。また最近では地震の影響によりエレベーターが止まって困ったという話も良く聞きます。低層階ならともかく、4階以上の階段はかなりキツいでしょう。子供や高齢者であれば尚更です。
車から荷物を搬入、搬出する時も助かります。駐車場⇔自宅間の距離も荷物が多くなると大変に辛い思いをすることになりますので、近いに越したことはありません。
1階住戸については、高層階の眺望というメリットを失うことで得られるメリットも大きいことが分かりますね。ではデメリットについても見てみましょう。
虫
室内に虫が入ってきやすいことはデメリットになるかもしれません。高層階でも虫がでないわけではありませんが、1階は入ってきやすい環境ではあると思います。
落下物
上階からの落し物が結構多いようです。洗濯物もあるでしょうし、時にはゴミも。。。怪我するようなものだけは、と祈るばかりです。
セキュリティ
1階なので虫と同様に泥棒もはいってきやすいことが想定されます。そのため1階住戸にはセキュリティを強化しているマンションも多いのですが、各人でも確認をすることをお勧めします。
プライバシー
植栽などで通りからは見えないように工夫はされますが、覗きなどプライバシーの保護には注意したいですね。
最後に
以上、1階住戸についての記事でした。1階住戸は戸建てと似ている部分もあります。それでいてマンションのメリット（価格や駅距離、面積など）も享受できるので、タイトルに「あえて」といれましたが、特に専用庭があると1階住戸は戸建て志向の方に人気です。