ファミリーには超重要!駅からのフラットアプローチについて
2015/06/25
駅からのフラットアプローチを利点に挙げているマンションはたくさんあります。ただフラットアプローチに魅力を感じる人はそれほど多くはないのではないでしょうか?その理由として、特に若い世代や男性にとっては多少の坂道は難なく通勤・通学ができてしまうからでしょう。
ではどんな人がフラットアプローチのマンションに向いているのでしょうか?
フラットアプローチとは?
フラットアプローチ(Flat Approach)とは、特定の施設まで坂や階段がなく、平坦な道で結ばれていることをいいます。マンションを販売する際、通常は「駅までフラットアプローチ」「大規模商業施設までフラットアプローチ」などの文言でマンションのメリットとしてアピールしています。坂道がなく楽に通える反面、施設からは少し距離があると考えられます。近距離であればフラットアプローチはメリットにはなりにくいので。
どの程度の傾斜なら、あるいはどの程度の距離ならフラットアプローチと言えるのかというのは調べてみましたが、参考となるものは見つかりませんでした。客観的に見て平坦である必要があると思います。
高齢・シニア世代
年齢を重ねるごとに体の衰えは深刻になります。普段から体を動かすことが好きなマッチョな老人ならともかく、普通の高齢者には坂道は大変つらいことになります。せっかく駅近のマンションを買っても坂道が多くて大変なら意味がありません。
子育て世代
自分は坂道なら平気と思っていても、ベビーカーを押したり、あるいは妊婦になった場合には苦労をするでしょう。子供が生まれると生活が一変しますので、今後の家族計画をしっかり見据えたうえで、検討していかなければいけません。
よく自転車を利用する
自転車に乗って通勤をしたり、買い物に出掛けたりする人は、フラットアプローチがよいでしょう。チャリで坂道を登るのはしんどいですから。とはいうものの、最近は電動自転車も高性能になっていますので、坂道によっては楽に通れるかもしれません。
駅から距離のあるお得マンション
駅からの距離によって、不動産の価格は大きく変わります。マンションも同様に駅近マンションは人気が高く、高価格の傾向にあります。つまり駅から距離のある物件は安い傾向にあります。
また「駅からフラットアプローチ」≒「駅から距離がある」とも考えられるので、駅からのフラットアプローチを売りにしている物件は、駅から少し距離があって安めであることが多いと言えます。
最後に
フラットアプローチのメリット・デメリットについて、いかがでしたでしょうか?不動産物件に「駅から徒歩〇分」という表記が見られますが、これには坂道や信号などの概念はなく、80mを1分として計算されています。(小数点切り上げ) ということを考えると「フラット8分」と「高台の5分」どちらを選ぶか考えものですね。