新築マンションは損をする?!新築プレミアムとは
2016/06/02
「新築マンションは購入すると損をする」
そんな話を聞いたことがないでしょうか?新築マンションは中古マンションより高いのは当たり前ですが、その理由は築年数による価格の下落だけではありません。新築マンションの価格には「新築プレミアム」という要因により、中古マンションより高く価格設定されています。
今回は「新築プレミアム」についての解説します。
新築プレミアムとは
新築プレミアムとは、新築時にのみ発生する高価格設定のことです。住宅本来の価値とは言えないため、中古になった瞬間に値下がりしてしまうことで、賃貸・売買どちらの際にも起こります。例えば、新築マンションを購入した場合でも新築プレミアムが発生しているため、購入と同時に下落している可能性があります。もちろん競争率の高い人気マンションなどは例外的に購入時より高く売れる場合もありますが、ごく一部のマンションです。これから新築マンションを購入する方は、ある程度覚悟は必要かもしれません。
新築プレミアムはどのくらい価格差が生まれるのか?
では、その新築プレミアムがどのくらい価格差が生まれるのか気になるところですが、竣工から2~3年後と比較すると、おおよそ1割~2割程度になります。あくまで参考値になりますが、5,000万円の新築マンションであれば、2~3年後に4,000万円~4,500万円程度で売りに出されることでしょう。不動産市場や立地によっては、それ以下で取引されるなんてことも。。。
なぜ、新築プレミアムが発生するのか?
「新築マンションが高いなら中古マンション買うよ!!」
という方もたくさんいらっしゃると思いますが、日本人はとにかく「新築」が好きです。もちろん誰でも中古より新築の方がいいに決まっていますが、それが大きく価格に反映されてしまっていることが、日本特有の大きな新築プレミアムを引き起こしています。
新築と中古の違い
新築マンションというと、竣工後1年未満かつ未入居物件のことになります。それ以外は中古マンションになります。このことからも分かるように入居しているかどうかは非常に重要なポイントになります。1日でも人が住んでしまえば、中古物件扱いです。逆にいえば、中古マンションでも新築同様の物件もあるかもしれません。
新築マンションか中古マンションか?
この議論はどこでもありますが、実際に自分が住むマンションで納得できるのであれば、どちらでも気にする必要がないのではないでしょうか?それ以上に自分の生活を豊かにするよう心掛けた方がいいと思います。