大きな地震でも安心！耐震・制震・免震の違い
マンションに住んでいて、大きな地震があると倒れるんじゃないかと心配になることがあります。そんなときに気になるのがマンションの構造です。地震に関連するものとして「耐震」と「制震」と「免震」の３つがありますが、今回はそれぞれの違いを解説していきたいと思います。
耐震構造
それぞれ漢字の通りで分かりやすいのですが、念のために耐震は「耐える」というものです。大きな揺れが来た時に崩壊しないように建物の強度を上げているマンションが耐震構造といえます。ただ揺れが大きすぎる場合には、建物に損傷が残ってしまう場合もありますので、大きな地震が頻発している近年では十分な構造とは言えなくなってきています。
制震構造
制震は、揺れを「制する」ですね。耐震と異なり、揺れをコントロールするという意味があり、ただ耐えるだけではなく、大きな揺れを抑える構造です。建物内に配置されている制振部材が、地震の揺れを吸収します。
免震構造
最後に免震は、揺れを「免れる（まぬがれる）」です。大きな揺れでも住んでいる人は感じにくい構造です。揺れが少ない場合には、建物の損傷を防ぐだけではなく、家具などの転倒によるケガの防止にも役に立ちます。ただ全く揺れないということでもないため、揺れを感じた時には十分な注意が必要です。
マンションの構造で日々の安心を手に入れよう
マンションを購入するときに見落としがちになるのが構造面です。とにかく分かりづらいことも多いので、詳しく知ることを敬遠してしまいます。ご自身が住むマンションがどういった構造なのかは把握しておいた方が良いでしょう。