新築マンションのモデルルーム見学の内容と流れ
2016/07/13
新築マンションを検討する際には、モデルルームオープン前には資料請求、モデルルームオープン後は見学予約(マンションギャラリー)、さらに建物が竣工すれば棟内モデルルーム(現地)という流れが一般的です。販売スケジュールに沿ったマンション選びが必要なわけですが、モデルルームを見学すると「何があるのか?」まとめてみました。資料請求だけでは分からない具体的な情報を知ることができるので、気になる物件は積極的にモデルルームを見学しましょう。
順序は前後しますが、おおよそ下記の流れで、所要時間は1~2時間程度になります。
シアター
まずモデルルームに来場すると物件紹介動画を見せられます(笑)。これは当然、資料請求だけでは見られないものですし、ホームページや動画サイトにもあまり載っていません。内容は物件PRがメインで、CMのようなものですから、見なければならないものではありませんが、そのマンションでの生活をよりイメージしやすくなります。
営業担当者
シアターが終わると、営業担当の名刺をもらって紹介を受けます。以降は営業担当が物件の案内をしてくれます。せっかく来たので、分からないことは何でも聞きましょう。営業担当は「歩合制」の場合がありますので、結構必死にアピールされます。1住戸の単価は数千万円ですから、結構もらえるのでしょう。「歩合制」でなくても厳しい目標設定があると思います。とある物件で、私はちょっと引いた経験があります・・・。ですが、華麗にスルーしておきました。
模型
次にマンションの模型を見てみましょう。これも資料請求では見られないものです。建物を立体的に見ることができるため、方角や建物・道路の位置関係を明らかになります。植栽などもあれば、完成したマンションもイメージしやすいですね。
画像:http://www.mecsumai.com/brand/lifestyle/note/1508-5/
モデルルーム
ここでやっと代表的な間取りのモデルルームに入ります。綺麗な家具や家電がそろっていますが、大抵は有料オプションです。また部屋全体を明るく広く見せるために、壁に鏡が張り付いていることがありますが、普通の家ではありえません。(当然これも有料)。標準でついている設備(ディスポーザー、床暖房など)などを確認するようにしましょう。
最近分譲されているマンションでは、カラーセレクトといって、壁や床の色を選ぶことができる場合があります。一般的にはグレー(ホワイトっぽい)、ダークブラウン、ナチュラル(自然な木の色)などがあります。グレー(ホワイトっぽい)は部屋が明るくなり、ダークブラウンは高級感を演出して、ナチュラルはナチュラルです。。それぞれ良いところ悪いところがありますので、好みにあわせて選んでください。私は良くも悪くも普通がいいので、ナチュラルにしています。
あと気になるところ
あとは、セキュリティや構造など、気になるところのチェックです。細かく話をするとキリがなくなるので、このあたりは興味がある人には丁寧に説明してくれると思いますが、かなりサラッと流すと思われます。
パソコンのあるモデルルームでは、高層階からの眺望を見せてくれたり、カラーセレクトのバリエーションを見せてくれます。iPadなどのタブレットなども活用しているモデルルームもあるようなので、今後もデジタル化が進みそうです。
商談・アンケート
物件の案内が終了した後は、テーブルとイスのあるところで、営業担当との具体的な商談があります。予算や購入時期、他物件の検討状況など細かく聞かれますが、こちらからも不明点をじっくり聞きだすチャンスとも言えます。質問はその物件だけではなく、近隣の不動産や施設についても細かく聞き出せるように準備しておいてもいいでしょう。
パンフレット・価格など
モデルルームでもらえるパンフレットは資料請求した際にもらえる資料と内容が似ていますが、より詳細な情報が掲載されています。たとえば間取りなどは各部屋ごとのプランがありますし、価格が決まっていれば全住戸の価格や販売状況を教えてくれることもあります。
最後に
マンションの営業もモデルルームに来てもらわないことには営業トークもできないわけですから、モデルルームに来た人だけの「ここだけの話」も用意しているはずです。その多くは「価格」や「間取り・プラン」になっていますので、具体的に検討をしている人は、面倒くさがらずにモデルルームに足を運んでみてください。